コラボレーション

2004上半期

1・5オープニングSP「80+40」に行って来ました。

MCはアップダウン・・二人揃って初詣に行けなかったという話。
【レギュラーメンバー】
サカイスト チャイルドマシーン Bコース ハローバイバイ パンクブーブー
ハローバイバイは友達が家に来たというネタ。少しぐでぐでだったかな?もう少し関君がキモチ悪い方が個人的には好きです。

サカイストはお兄ちゃんが5年ぶりに師匠から名前を呼んでもらって緊張したなんて話も有りながらネタは随分天丼繰り返しながらもテンポ良く見せていました。

パンクブーブーは随分フラッシュたかれていましたね。。すっかり人気者ですね。ネタは一年生になったら♪お得意の歌ものアレンジなんですがホント巧いですね。

【はなまるバトル】
アームストロング VS アホマイルド
ガリットチュウ VS ジャムトランプ
バッドボーイズ VS くまだまさし
くまださんがいつもどおりでなのにちゃんと票が入ったのに少しビックリ(笑)まぁ、バットボーイズも下ネタだったので最後のインパクトでくまださんに票が入ったのかな??

【ゴングショー】
ゴングショーで合格したのは「こりゃめでてぇな」。
なんとも正月らしい名前でしかもネタも新年にふさわしい「春の海」(あの正月のデパートとかでかかるお琴の音色の曲)を基にしたもの。
確かに色物的なネタなんだけど、舞台を大きく使っていたし、何より何が出てくるんだ?という妙な期待感を抱かせるコンビでした。

1月10日ルミネtheよしもとのweekendライブ

当日は仕事で・・・直前まで行けるかどうか分からなかったのですが、ギリギリ駆けつけで間に合いましたが、、、思いの外客席は埋まっていない。というかいつもの2hの位かな??あれ?勿体ない。
行くきっかけになったのは、ここのBBSでのやりとりのままなんであれですが、名古屋からkita君が遊びにきたので馳せ参じたしだい。

MC cowcow
最初のオープニングで結構ゆっくりメンバー紹介が有りまして、ダイノジの大谷さんが急病の為出れないとの発表と、ちょこっとペナルティの脇田さんが顔を出してくれたり。
ダイノジ目当てでルミネまで来た方にには申し訳ないけど、お客さんの「えぇ~」っていう気持ちを脇田さんは少しやわらげてくれたかな。こういうところで気配りの効く人ですね。

ライブ自体はネタ組が
ハローバイバイ タカアンドトシ ガリットチュウ トータルテンボス POISON GIRL BAND あべこうじ ミルククラウン
・・・豪華だよね。あくまでも個人的に好きなメンバーだっていう事だけど中でも印象的なコンビのレビュー
ハローバイバイ・・・ショートコント
あべこうじ・・・・・結婚
ミルククラウン・・・成人式

ミルククラウンのネタはタカトシのワイワイワイ!の入れ替え戦で平成のノブシコブシとで見せたネタ。アパレルっていいですね。

poizon girl band・・中華料理
これまた初めてみるネタだったんですが、後ろから見ている限りツボに入る人とそうでない人が別れていましたね。ポイズンの中では割とスッキリしたか。
目がワンタンだとか、
チンジャオロースーを御飯無しで3杯だとか
ホント何がボケでチョイスされるか分からないだけどなんか「あぁ~」と納得しちゃう感じが僕好み。

トータルテンボス・・・カラオケ
一番安定した笑いが起きていたかな。
最後のボケが好みの別れどころだとは思うけれど、単独のチケも初日完売した力を見せたんじゃないでしょうか。

タカアンドトシ・・・・漫才
行った人にしか伝わらないんでしょうが、やりとりの中で、タカさんが漫才に詰まっちゃって急遽別ネタに入れ替えたですが、これがまぁいい緊張感を生んで緩和があって、あたかも計画通りなんじゃないか?って思わせるような漫才で実力をかんじさせましたね。
ピンチの時にどう切り抜けるのか。これはコンビの特色が出るのですが、TV番組ではなかなか伝わらない所ですよね。

ゲームコーナー
おはよう。アップダウン ダイノジ(大地さん+cowcow多田さん)
お客さんの中から指令書に書かれた条件に当てはまる人を舞台に連れてくるというもの。
ゾロゾロと下りてくる芸人さんに、ノーリアクションに近い観客。思わず芸人さんの方から
「キャーとかないのか」って声が
それでも、観客のリアクションは薄いまま(笑)

結局
おはよう。→2枚目の20代後半の俳優(本物の俳優さん)
アップダウン→20代の縦巻き髪の女性
ダイノジ→ 50代のお母さん

俳優さんは何故か手にお菓子の「カール」が。
そして、アップダウンが自分の連れてきた女性の根拠に
「このカールはただ者じゃないですよ・・カールが多ければ多いほどそういう事ですからね・・」
といいかけた所で「おはよう。」チームからカールなら負けないとの指摘が(笑)

結果カールのおかげか俳優さんが一番でした。15人か・・・多いのかな?

最後にトークコーナーが有って終了。
しっかりネタもあるので、出られるメンバーが好きならお得感は有ると思いますよ。。
THE PLAN9 13th「西暦二〇〇X年四月一日、禁洒法ヲ施行スル。」外伝 2004-04-19 シアターV赤坂
プロローグ。

法とは何か?
・・・法学部に入学されると、丁度今ごろ、このような内容を「法学」や「法律学の基礎」なんてカリキュラムで勉強しているんじゃないかな??

人々が生活する上で、混乱が起きないように(社会秩序を維持する為に)国家は「法」という道具を用いて、未然に混乱を回避する事にしている。
「法」はそう言った意味で「道徳」と比較され易いが、道徳が特定のコミュニティの間で有効であるのに対して法は国家の内側何処に於いてもその効果を持っている・・・なんて教わったりするのかな?
国が変われば法が変わる。時代が変われば法も変わる。
当たり前の事だけど、時々「法=道徳」なんて勘違いから、これを真顔で議論したりするはめになるんだよね。今、新入学生の教育係をしているとこういう事から説明しなきゃいけなくなる。
裸で外を歩いちゃいけないのはそういう法律が日本にあるからだ。
悪い事だからしちゃいけない。という事では無いだよね。
道徳的にまずくたって、法律が無ければお巡りさんの御用にはならないんだ。

まぁ、日本には大概の不道徳的な行為に対応する「軽犯罪法」っていうのがあるんだけどね・・・

舞台数日前、深夜

あっちゃ~、そこの背景緑にしろって言ったじゃないか、くろーしたんだよ、あっ大木君、注意されたらすぐにグレるのはあかんよ。。。君と里香ちゃんで急いで直してくれ。
えっ?塗料が足りない?
おい、銀次、俺んちまで使いに行ってきてくれ。そう、急ぎ。東名使ってかまわないから。車のキーはジャケットの中にあるからさ。
お~、首藤ちゃん音源決まった?ディープパープルとスピーチねね。良いんじゃないのぅ。
おいおい、なんだよ水谷。コードがショートして焦げちゃった!?ちゃったじゃないだろー。小林の所に頼めばすぐやってくれるから、そう、こばルートね。全く金ばかり出てくよ。
代田!居酒屋の手配は?そう、打ち上げの。22時から「村さ来」ね。了解。
よーし、これで後は役者が演じるのを待つだけだな・・・。

プランのライブを観ると色々とインスピレーションが沸くんですね。上の下手糞な文章の意味が分かった人、仲良くしましょう。
多分このライブに行ったら分かるんじゃないかな?

エピローグ。
VOW!という本がある。単純な誤植なんだけど一文字違うだけのこの誤植が物凄い爆発力を持っていて、電車の中では読んではいけない本の上位に居たりするわけだ。
馬鹿にしやすい単純なものほど、馬鹿には出来ないという事だ。

プロローグに書いた「法」というものもついつい常識という観点で見落としがちなもので。でも、いざ「法」って何?と聞かれると、その単純さ故に答えられなかったりするんですよね。
単純に・・・単純に人が笑わせられたらこんなに素敵な舞台は存在しないのだから、罪なもんですね。。。

19日はkita君が来ているというのも有ったのですが、お笑い漬けな1日だったわけで。どんな塩梅かと言いますと
12時「ワイワイワイ!」の生観覧に行く
16時30分「ルミネ道場」
19時「プラン本公演」
と3本立て。おかげで頭を叩けばお笑いのことしか出てこない・・・

まず、ワイワイワイですが月曜日のMCはチャイマことチャイルドマシーン。山本さんが役者デビューするとの事により、役作りの為クリンクリンの髪型に。MC席についているのに山本さんだと気付かず、山本さんが喋った声で気付いて吃驚していた女の子も居たほど。
観覧は春休みが終了したせいもあり随分と落ち着いた雰囲気に。
オープニングの葉書から山本さんの髪型の話に。
まぁ日曜日に再放送も有るので細かい話はよしておきますが、生電話で相談をするコーナーのタイミングに修学旅行生が大量に現れたのには客観的に見ていて面白かったな。

ワイワイワイの後御飯を食べ、少し新宿をプラプラして「ルミネ道場」に。
MCはロバート。
まあね暗転中にフラッシュを焚くのはやめてくれ・・・
ゲームなどはいつも通りなかんじかな。
ハローケイスケさんが見れたのがちょいと嬉しかったり。
ネタは4組
ワイビーワンは漫才。テンポが有りやりたい事はすっごく分かるのに、どうしても僕のツボにこない。。何でかな?と思うんだけど、瞬間瞬間は悪くないのに、つなぎの部分が悪いのかな・・・どんな漫才か説明しにくい感じ。
アホマイルドは組体操。いつも通り。いいね~最近は淡々とネタをやるよりわざと繋ぎの部分に「大丈夫だって」だとか「だから言ったじゃないか」とか台詞が入っていてそこが良いアクセントに。
ただ、会場が一番沸いたのが、ロバート山本君が舞台袖で観ていたのか思いっきり笑い声が漏れていたところでしたね・・・。
出来が良かったのはハイキングウォーキング。
お父さんが季節外れの福袋を買ってくると中身は滅茶苦茶なものが入っていて・・・
というネタ。最後のオチが少し流れちゃったのは残念だったけれど見事に張られた伏線がホント綺麗にはまる感じで。

で、メインイベントのプランの本公演まで「道場」から時間にして30分程しかないわけで。そのくせ電車移動もしなきゃで、けっこうカツカツだったのですが・・・
乗り換えが面倒だってことで、赤坂見附からシアターVまで歩いていると背後に気配が・・・しなかったんだよね。じいさんさぁ。こっちも微妙に焦っていたから。
会場に着くと姉が到着していなかったので電話すると、まだタクシーの中。おまけに朝渡した地図を忘れたと言い出したため、ナビするはめに。
姉も無事に着いたところで、みやたまさんとばったり出くわし、少々話して列を並ぶと・・・そこはグッズの列でした。そう言えば去年も同じ事をした記憶が・・・みやたまさんに
「とりあえず列に並ぶのは日本人の習性だ」
等と言われちゃいました(笑)

公演の内容は大阪公演が終るまでは秘密にしておきますが、テイスト的には「泣かす」作りよりは「大阪病院」に似た作りかな?いい感じで裏切られたかも。結構POPなテイストだったと思います。
内輪ネタも少なかったのでプランというかお笑いの舞台初めてだった姉と姉の友人も満足してくれたようでした。
(最も、一番姉などがうけていたのは、観客の反応で・・凄いねと。それから、姉の近くに某他事務所の芸人さんが来ていたらしく、灘儀さんの動きに大笑いしていたそうです)

ライブ終了後はいつものように打ち上げ。ワイワイと楽しい時間を過ごしていたら終電ぎりぎり。いや~危なかった。
帰ってきたら、みやたまさんから早速名前の謎についてメールが。早いな~。
というわけで、一日中お笑い尽くしだったのです。

渋谷新人計画(ビジネスクラス)2004-05-18 渋谷シアターD
以前は「お笑い幼稚園」と名乗っていたこのイベントも随分システムがすっきりしてルミネへのステップアップが明確になってきました。そして、若干MCが豪華になったかな?
なんと今回のMCは大阪からお越しのバッファロー吾郎さん。
ルミネの舞台が終了し急いでやってきたそうです。

木村さんも竹若さんも、やっつけ仕事ではなく丁寧に一組一組を紹介しながら「いやぁ~東京はいろんなのがいてホント楽しいです、呼んでくれてありがとう!」とおっしゃってました。
この新人計画は月に2回同じメンバーでライブを行い観客の投票(○×方式)の合計で争い、上位2組が上のクラスへ、下位2組が下のクラスへというシステムでして、なかなかどうして上には簡単に上がれないわけで、何ヶ月と同じクラスの芸人さんも少なくないようです。
では学習的に前回までのこのメンバーの順位をおさらいしますと

1位 ブルックリン 2位 若月 3位 ビバリーヒルズ 4位 けんじる
5位 ポロロッカ 6位 ひらひら 7位 指圧野郎 8位 グランジ
9位 キャベツ確認中 10位 シャレキング 11位 サイカンケンジ 12位 デスペラード
13位 芸人気質 14位 エントランス 15位 ビンゴ! 16位 ギャンブラー
となっていました。
詳しい得点などはfandaango!TVのHPより渋谷新人計画のHPまで行ってください。

さてさて、今回の16組全部の感想を書くのは長くなるので、手短に印象に残ったコンビについて書きますね。
「ひらひら」は今回唯一の女性コンビ。表情のあるコントは悪くはないのだがいかんせん「声」が出ていなかったです。

「ブルックリン」は万引き犯とその店員(Gメン)とのコント、動きもありますし、こういう感じなら上のクラスで長めのネタをやっても大丈夫じゃないでしょうか。

「デスペラード」はトリオなんですがセンターの男の子がイラン人。とにかくテンポがあって3人の呼吸もピッタリで練習したんだなというのが伝わってきました。ベタ傾向が強く、アニメのポパイ的というか4コマ漫画的。

「若月」は兄弟漫才。関西出身では中川家、千原兄弟、サカイストなどと居ますが東京ではあまり無いパターンかな?太陽が出てきたり、クロワッサンが出てきたりと使えるものは全て使う発想が良かったです。

「けんじる」はピン芸人さんなのですがネタ以外にも非常に目立っていた芸人さん。意外に頭の回転が早いタイプかも知れないですね。ただ、ネタは3分30秒ある時間の前半に大きい笑いが来すぎちゃって少々最後はお腹いっぱいだったかも。

「指圧野郎」もピン芸人で、非常にわかりやすいキャラクターの持ち主。よってルミネ等で先輩芸人さんの単独に使われたり、ワイワイワイの冬の増刊号で桑折さんの頭をハリセンで叩いて人。ネタは若干消化不良だったかな。

「ビバリーヒルズ」は非常に好きなタイプの芸人さん。ふかわりょうさんのように「エアロビ」を取り入れた笑い。爆笑という感じではないけれどじわじわくる感じで。ただ、3回見たうちの全てがこのパターンだったけれど、他のパターンも用意しているのかな?

「キャベツ確認中」はラジオ体操をモチーフにメリハリの有る展開が良かったのですが、北斗の拳は伝わりにくかったんでは?僕は好きですが・・・

「芸人気質」はボケの人が袴姿に両耳にピアスとちょっとわかり難いスタイルなのですが、東京的な毒舌漫才。テンポもあっていい感じだし、観客から
「ですから薬が離せない」
というくだりで「うまい!」と声が掛かった程ですが
少々ネタが古いのと聞き取りにくい部分があったのが残念。

という感じで
昇格は若月、ビバリーヒルズがブルックリンを逆転して決め
降格はサイカンケンジ、エントランスとなりました。

こういっぺんに見ると頭が疲れて誰がどんなネタだったか忘れがちなのですが、バッファローさんの名MCぶりで一組一組の特徴がはっきりつかめた為とても見やすかったライブでした。

R-1グランプリ総集編 2004-06-13  ルミネ
いくつかの事情が重なっているとはいえ、更新しなさすぎたな。。自分。

さてR-1とはなんぞや?ということですが、R-1の「R」とは元々は「落語」のRなのですが、落語に縛られないで、独り話芸(ようはピンということです)の大会です。
日頃からソロ活動をなされている芸人さんは勿論の事普段はコンビなどを組んでいる芸人さん(素人の参加も可)も参加する大会です。

多士済々・十人十色とはよく言ったもので、舞台の上に上がった芸人さん達はまぁー個性がバラバラ。
一人大喜利から始まって、物真似はあるし、一人芝居もあったし、踊る人もいました。

本当に楽しいイベントだったので、全部のネタを簡単にレビューといきたいのですが、とても長くなるので印象に残ったネタを幾つか。
その前に参加された芸人さんは以下のとおり。

浅越ゴエ ヒロシ ネゴシックス ヤナギブソン 南野やじ あべこうじ 波田陽区 ハローケイスケ 佐久間一行 若井おさむ  長州小力 大輪教授 加藤誉子 鈴木つかさ 末高斗夢 テル(どーよ)

大会優勝者のゴエさんは「しっくりこないニュース」
ここのところピンはどうしたって自虐的か他虐的(毒舌)かの両極端になりがちな傾向からすると誰も傷つけないし、それでいてネタの広がりは無尽蔵にありそうな楽しさがあるんですね。個人的には天気予報のくだりが好きです。

テル(どーよ)はロバート・デ・ニーロの顔真似。
全く喋らない事がとても新鮮でしたね。お題とお題の間に書かれた「本当に喋らないよ」だとか「飽きた?」のコメントもタイミングの良さが際立っていましたね。

会場の歓声を受けていたのがヒロシと波田陽区。共に最近TV露出が増え始め、注目されている上に吉本興業の劇場には初登場だけに新鮮でした。
ヒロシは自虐的なのに対して波田陽区は他虐的。対照的なのですが二人とも単純なメロディに乗せることによりすっと耳に馴染みついつい口ずさむ感じ。

南野やじさんは「お経調自己紹介」
これも系統的には自虐的な要素が強いんですが、何よりも誰も真似できないくらいの個性が印象的ですね。今回は若干失敗したのが惜しかったです。

一人芝居の中で際立っていたのが佐久間一行さん。
北関東訛りに加えて若干スピーディな喋りが独特のテイストになっています。とにかく説明しなくてもいい所まで説明しちゃうのがサックンワールド。

芝居というよりはコントで魅せたのがネゴシックス。
絵描き歌をイラスト側と歌側の2方向から見せる巧さもありながら、独特の訛りに加えてテンションも良かったです。

ほかにも書きたいのは山々なのですが今日はここまで!
ダイノジ単独ライブ king of Live 2004-06-18 ルミネ
ダイノジの芸人生活10周年を記念したベストコントライブ。このライブの模様はDVD等のソフトになるとの事だから行けなかった方は楽しみにしておいてください。

コントライブというのは大きく分けて2つになるんですね。
全体を通してストーリー性がある物(2丁拳銃「ピストルモンキー」、品川庄司「8MEN」、さまーず「生卵かけご飯」etc)
そして一つ一つのコントが独立しているもの(オンバト作品集、ドランクドラゴン「カンフー」etc)
それぞれに良さは有るのですが、ベストコントの作品集というとどうしたって後者にするのが必然というものです。

ミュージシャンの場合でも普通のアルバムに関してはアルバムを通してのメッセージなど統一感を持たせる事は有りますがベストアルバムとなると人気のある作品を並べますから、「コンセプト」というよりは「お得感」で売るみたいな所も有るんですね。
まぁそれじゃあなんだからというミュージシャンになると「remix」を施して鮮度や新しい解釈なんてのを追加し作品としての「色」を統一したりします。

で、今回のダイノジの単独がまさにこの手法を使いたかったんだなというのが良く分かる作りになっているんですね。
ダイノジのベストコントライブという事で彼らの代表作である「Motel」「新・声に出して読みたい日本語」「小西」「タクシー無線」等が収録されて行ったのですがこれらに幾つか新しい解釈を加えているんですね。
また、全体を通してのストーリー性は持たせきれないからコントに伏線を張りめぐらせているんですね。もっとも全ての作品が1つのストーリーを形成しているわけじゃないから、それを強引に纏めようとすると時間軸がゴチャゴチャになると思うので、そういう期待は持たないほうがいいと思われます。

オープニングで流れたダイノジが出演しているケツメイシのPVは芸人を目指す2人の若者の出会いから挫折・飛躍までを描いているのですが、今回のコントの最後はこれのアンサーソングみたいになっているんですね。

僕はその昔相方とコンビを組んで芸人になりたいと神様に願ったんだ・・・

ひっくり返して、こんなこと恥ずかしくて言えないからほかの作品で見え難くしているようにさえ思っちゃうんですね。

しかし、全部で2時間をゆうに越えたロングライブ。内容も必ずしも大人しくなかったけれどこれって本当に作品化されるんですかね??するならお笑いビデオ初のR指定になったりして。まぁそれも彼等らしいか。

ジャリズムナイト 2004-06-25  シアターD
復活したジャリズムのトークライブ。
場所はシアターD。
残念ながら小雨がぱらつく夜だったのですが給料日の金曜日ですから街には人がたくさん繰り出していました。

で、入場前にリハの為少しお待ちくださいとのこと。
トークライブでリハって(笑)
と思ったら、直前まで山下さんが「やりにげコージー」の収録に呼ばれていたようです。なんで呼ばれたかは番組を見てからのお楽しみ。

前回はそれほどでもなかったようですが今回は男性比率が高いということでした。まぁ自分も男性なんですが。明らかにスーツ姿の人もいましたし、カップルで見に来ている人もチラホラ。

トークライブですと良く「事前アンケート」を書くんですが、僕これを読まれる確率が高いかも。今回も読まれました。ちょうどアンケートを読む時間帯が一番眠気が襲ってくる3時過ぎだったのでこれで眠気が飛びました。

そうそう、ゲストで次長課長がやってきました。とんねるずの番組でやったマイナー物真似を披露したりしてました。

トーク自体は50分話して10分休憩という中学校スタイル。
ノーマルトーク・お題トーク・ゲストトーク・アンケートトーク・鐘さんチャレンジ(で、あっているっけ?)
お題トークでは最初の話題でそれた内容が次のお題に出てきて同じ話を繰り返してました(笑)

鐘チャレンジでは鐘さんが物真似にチャレンジ。
ちゃんとした物真似もあるんですが次第にもしもシリーズに近い設定物真似やらマニアックなものもチラホラ。個人的にはフリッパーズ・ギターの物真似が笑えました。だって選曲が絶妙で・・

そんなこんなで、山下さんが音をあげなかった事がなによりでした。

ダイノジ・トークライブ「ジャイアントーク」2004-06-28 中目黒ウッディーシアター
出てきて早々大谷さんはお気に入りのお店が「月曜定休」だから中目黒でやる意味が無いと嘆いていました。ウッディシアター押さえたのが全て月曜だそうで・・打ち上げありきの劇場選びっていかにも大谷さんだよな。

話は展開し、大谷さんが大地さんに
「タバコを止めろ」と命令していました。
というのはビーバップ・ハイスクールに出演した大地さんの顔色があまりにも悪かったようで。
「俺、お前に死なれるのが一番困るんだよね・・」って(笑)
タバコ吸っている大地さんを目撃したら大谷さんが大地さんの給料から1万円をプレゼントだそうです。目撃した人は写真とってメールしましょう。
それじゃあお前も何かしろよ!という事で大地さんが大谷さんに突きつけたのがダイエット。次のトークライブまでに69キロ(ロック)にしろと・・・現状75キロくらいだそうで6キロ減量ですね。にしても芸人さんのダイエット企画多すぎやしませんかね??

太め好きな人もいるっていうのに(ゲホゲホ)

ライブ全体を通してなんですが他のトークライブに比べるとアットホームかも。というのはお客さんにダイノジが話をかなり振るし、なんならお客さんが舞台に上がる上がる。お客さんを上げてミニコントみたいな事をやったりしていました。
中でも男性客が気になるようで30代のスーツ姿の男性(ダイノジの二人と同年代)を「お父さん」と呼んで事あるごとに振っていたし、前列に座っていたメガネの男性を「ヨン様」と呼んで楽しんでいましたね・・・元々「童貞チョコレート」を行っただけあって男性を笑わせたいという願望は強いのかも。途中でお客さんに謎々というか頭脳クイズを出してました。(答えは直ぐにわかったんだけどプレゼントは女の子が貰った方がいいかな、だとかココで出て行くと弄られるな等と考えてちゃいました。)因みにプレゼントは大谷さんの野球チームのユニフォーム。
貰ったのは結局男性だった(スーツの)から後から思えばさっさと手を挙げれば良かったも。この辺の度胸はまだ無いんだな・・

で、やたらと中日の話もしていたり。個人的には野球好きだし良いのですが・・・女性の人には分かり難かったみたいです。こういう話の流れになったのはライブ前日中日の野球中継の副音声を担当していたそうで。その副音声で大地さんが大失態をしたそうです。聞いた人いるのかな?
で、その名古屋帰りに名古屋で秋葉系に顔がばれたそうで。
写真を撮るときに「萌え~」っと言われたらしいです(笑)

で、ケツメイシのPVに出てから色んな人に声をかけられるようになったようなのですが、大阪でおっちゃんに大地さんが声をかけられたのですが
「ケツメイシだろ?見ているよ、でも漫才うまいね」
って完全に「ケツメイシ」の一員だと思われていたようです。なのにケツメイシのライブで顔を指されたのは2人だけ・・・

先日の単独にはケツメイシも来ていたそうです。うわわ・・ケツノポリスの頃からのファンだけに見たかったな。というか、DRFにひょっこりゲストで出ないかな。

で、ライブ前にかかっていた曲はケツメイシのファーストアルバムの曲で好きな曲がかかり若干テンションあがりました。こういうところが営業的だというか律儀だというべきか、大谷さんらしいところかな。にしてもDRFのメンバーといい、好きな音楽は被る事が多いです。

で、次回のトークライブは
ビデオを使って単独の裏映像を流したり
「冬のソナタ」を使って芝居対決をしたり
2人のチャレンジ企画(禁煙VSダイエット)があったり
コントも降ろすかも
という事なので盛りだくさん!のようです。

今回のトークライブを見ていて思ったのはとにかく2人のコンビネーションが凄く良いんですね。大谷さんの振りに直ぐ乗っかってボケれる大地さん、それをちゃんと拾えるんですね。
台本に無い所ですからコレは凄いかも。そういった意味でダイノジの漫才が見たくなるライブでした。


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